ほっこり、心身が温まる豚汁…こうして丁寧に作ると、なんだか懐かしい味がします。
寒い冬に食べたい、心身が温まる、ホッとする味わいの豚汁です。
今回は昆布や鰹の出汁は使わず、根菜、豚肉の旨みを最大限に引き出す調理法になっております。
こうして丁寧に作ると、なんだか懐かしい味わいになるのも不思議だなーと感じたり、手料理ってこういうものなのかな~とか、考えさせられますね。
■材料(8人分位)
豚ばら肉(薄切り) 350gくらい、里芋 5個、ごぼう 1/2本、舞茸 1パック、大根 7㎝くらい、にんじん 1/2本、長ねぎ 1本、木綿豆腐 250gくらい、こんにゃく 200gくらい、日本酒50㏄、みりん 30㏄、醤油 大さじ1、麦味噌 50~60g、豆味噌 20 g、塩・胡麻油 適量、七味唐辛子 お好みで、生姜(すりおろし) お好みで
■作り方
①里芋は皮を剝き、小さめの一口大の乱切り、ごぼうは包丁の背を使いきれいにして、5㎜ほどの斜め薄切り、根はいちょう切り、にんじんは半月切り、長ねぎは割と大きめの斜め切りにする。舞茸は食べやすい大きさに裂く。こんにゃくはスプーンで一口大に、豆腐は2㎝角位のサイコロ型に、豚肉は食べやすい大きさにカットしておく。
個人的には大根、にんじんの厚みは1㎝弱が存在感があって好きですが、もっと薄くしてもいいとも思います。
②鍋にごま油を割とたっぷり引き、ごぼうを焼いていく。塩を振り、両面じっくりと焼き色が付くまで焼く。
ごぼうチップスにするイメージです。香ばしさと旨みを引き出します。
③豚ばら肉の脂が多い所を投入し、舞茸を入れ、塩を振ったら、じっくりと炒める。
舞茸が油を吸ってしまうので、ここで豚肉の脂を追加してあげます。
④残りの豚肉を入れ、全体に火が通ってきたら、根菜、長ねぎも入れ、塩を振りつつ、全体を炒めていく。全体に油が馴染んて来たら、分量の日本酒、みりんを入れる。アルコール分が飛んで来たら、分量の水も加える。
少し自然な旨みと甘みを追加したいので、日本酒とみりんを足してあげます。
もし、鍋底の焦げがあれば、このタイミングでこそいであげましょう。
⑤小鍋に水を適量入れて、こんにゃくを入れて火にかける、煮立ってきて、五分程経ったら、火から下ろし、水気を切っておく。
アク抜きされているこんにゃくでも煮込むとアクは出てきますので、一度下茹でした方がいいのかなーと思います。
⑥④が煮立ってきたら、アクを取り除く。
アクと一緒に余分な油脂も取り除きたいので、割と大胆に取ってしまってOKです。
⑦下茹でしたこんにゃく、豆腐を加え、一煮立ちさせたら、またアクを取り除く。
⑧分量の醤油を入れ、味噌も溶かしながら加え、味を整えたら、出来上がり。
味が薄ければ、味噌 or 塩を加えて味を調整します。
味噌を加えたら、煮立たせない様にしましょう。味噌のせっかくの香りが飛んでしまいますので。
七味唐辛子をかけても美味しいですが、生姜のすりおろしもオススメです。身心が温まりますよ。
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