免疫力を上げる方法

#免疫力#漢方#抵抗力
「免疫力を上げる方法を漢方薬剤師が解説します」

「免疫力」=「外邪から体を守る力」
外邪とは外から体の中に入ってくる病気の原因となるもので、ウイルス、菌、暑さ、寒さ、湿気などのことを言います。
健康な時は、体の表面(皮膚・鼻、喉などの粘膜)は「気」=エネルギーで覆われていて、「外邪」の侵入
を防いでくれます。
なので、「免疫力」を上げるには「気」を充実させておく必要があります。

漢方では「気」=「食べもの」+「空気」と言われていて、
「気」(エネルギー)は食べたものが胃腸で消化吸収された栄養分と、肺から取り込まれた新鮮な空気から作られます。

♦︎胃腸は口から入ってきた飲食物を消化吸収して、その栄養分や水分を全身に運んでいます。ですがこの働きが低下すると体内に「湿(しつ)」(余分な水分、汚れ)が溜まり、ムカムカ感や胃の膨満感などの症状が現れます。
脂っこい食べものや甘いものは胃腸の負担になりますし、冷たい飲食物のとりすぎも胃腸の働きを低下させますので注意しましょう。
辛みのある食品は胃腸を温めるのでオススメです。
オススメ食材:生姜、紫蘇、山椒の実、春雨、もやし、大豆、苦瓜、かぼちゃ、山芋など

♦︎「空気」をしっかり取り込むには、「肺」の機能を高めておく必要があります。
普段から適度な運動をして、新鮮な空気を肺に取り込むようにしましょう。意識的に腹式呼吸をすることも良いです。また、「肺」は乾燥を嫌うので、「肺」が潤うような養生をしましょう。
食材では白いものがオススメです。
オススメ食材:梨、白ごま、白きくらげ、白菜、大根、ねぎ、杏仁、はちみつなど

♦︎「生命エネルギーの源」と言われる「腎」の働きを高めておくことも免疫力向上に繋がります。
「腎」の働きは高齢者や持病を持っている人ではどうしても低くなってしまうので、「腎」の働きを補う養生が大切です。「腎」も冷えを嫌うので、冷やさないことと、疲れすぎないこと。
食材では、黒いものや、海でとれるものがオススメです。
オススメ食材:山芋、黒ごま、黒豆、わかめ、ひじき、くるみ、松の実、クコの実、羊肉、海老、牡蠣など

♦︎「気」の流れは、ストレスによって滞るので、ストレスを感じた時は気分転換を行い、「気」を巡らす「香りの良いもの」をとるようにしましょう。
オススメ食材:ジャスミン茶、ミント、せり、カモミール、陳皮(チンピ:乾燥したミカンの皮)など

♦︎その他にも、体を冷やさないように、シャワーで済ませず湯船に浸かること、適度な運動は血液循環を良くするだけでなく、「気」の巡りも良くするのでできるだけ体を動かしましょう。

まずはこれらの養生を実践してみて、それでもよく風邪を引いたり、疲れやすいようでしたら、「気」や「腎」の働きを補う漢方薬もありますので、その時はご相談ください。

神戸市北区の漢方相談薬局、五葉薬局、薬剤師、古川たづこです。
自分自身のアトピーや産後の血の道症(下肢の血行不良)を食事と漢方をはじめとする養生で克服した経験から
同じように悩む女性のお役に立ちたいと思っています。お気軽にご相談ください。

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