格安「工場直売所グルメ」肉やシューマイが通常の4割引きも… “コロナ禍”でかさむ食費 家計の味方 (21/08/29 10:00)

    コロナ禍の”巣ごもり生活”で食費がかさむ、という家庭も多いのではないでしょうか。

     そこで注目されているのが、食品工場に併設された直売所。

     一般の小売店で買うより、かなりお得なんです。その魅力に迫ります。

     蒸したてのふっくら大きなシューマイが4割引き!

     味がしみ込んだやわらか厚切りジンギスカンや、豚塩ホルモンが500円!

     全て食品工場直売所で販売されているんです。

     格安で買える食卓の強い味方。

     工場直売所グルメに注目です。

     北海道産のタマネギと豚肉を使った人気のシューマイ。

     北海道産の食材を使った冷凍食品などを手がける札幌市西区の「鱗幸食品」が、全国の百貨店の物産展などで販売してきました。

     しかし、コロナ禍で軒並み中止となり注文が激減。

     行き場を失った商品の販売手段として、7月に直売所をオープンしました。

     おすすめは、ここでしか食べられない作りたての、冷凍する前のシューマイです。

     新崎 真倫 記者:「皮がツルっとモチっとしていて、おいしい。カニもみずみずしく、風味がぜいたくです」

     通常1個150円のところ、100円で買えるのが魅力です。

     この他にも日替わりの総菜など約100種類が並び、価格は通常より3割から4割安くなっています。

     中には、半額近くの商品も。

    「鶏の半身揚げ」は通常、味付けした生の肉を冷凍して販売しますが、直売所ではその日に揚げた、でき立てを並べています。

     さらに、工場で大量に仕入れた新鮮な海産物を小分けにし、格安で販売しています。

     来店客:「安いと思った。食費はコロナ禍で少し上がった。おいしいものを家で食べようという気持ちになっている」

     コロナ禍で家計がどう変化したかを調査したところ、使う金額が増えたのは食費という回答が1位でした。(ORICON NEWS 調べ)

     値段が安く抑えられている直売所が注目されています。

     鱗幸食品 直売店 青木 眞吾 店長:「工場が近くにあり、自社の配送システムを使うことで輸送コストを抑えた。客に商品を知ってほしいので、価格を抑えめにしている」

     札幌市中央区の味付け加工肉専門「北海道樽前工房」の直売所では、ジンギスカンや牛タンなど約70種類の肉を販売しています。

     特徴はわかりやすい価格設定。

     商品はほぼ全て500円か1000円です。(税別)

     小売店で買うより1割から3割ほど安くなっています。

     中間業者を通さず、直接販売することで可能な価格だといいます。

     おすすめは「やわらか厚切りジンギスカン」。

     秘伝の調味液に一晩漬けこむことで肉をやわらかくし、より味がしみやすくなっているといいます。

     北海道樽前工房 札幌中央店 西川 麻友子さん:「野菜から出る水分とたれが調和して、ちょうどよい味付けになるようにしている」

     リピーターが多いのが「豚ホルモン」。

     かめばかむほど、口の中にうま味が広がります。加工品も人気です。

     北海道産牛の「ビーフハンバーグ」は1個あたり135円。

     タネから作る手間が省け、焼くだけででき上がりです。

     北海道樽前工房 札幌中央店 西川 麻友子さん:「疲れて帰ってきて、一から料理を作るのはなかなかできない。子どもがいる家庭でよく買いに来る。『焼くだけ、揚げるだけで簡単』と言われる」

     コロナ禍で増えた”おうち時間”。

     食品工場の直売所は、食卓の強い味方となりそうです。

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