菊乃井 村田シェフから学ぶ、筍の土佐煮・豆ごはん|【日本料理】【和食】【後世に残したい】【ミシュラン三ツ星】【旬】【春のお料理】

ミシュラン三ツ星、菊乃井の村田シェフの新シリーズが開始!
『後世に残したい「本当に食べたい」季節のお料理』 春のお料理・前編!

旬の食材を使い、後世に残していくべき日本料理を学ぶ、新企画がスタートします!
昭和の頃はどの家庭でも作られ、食べられていた旬の食材を使ったお料理を、菊乃井の主人、村田吉弘氏から学びます。

旬の食材を正しい調理法で。
料理屋の調理方法と家庭での調理方法の違いなども説明しながら、「一汁三菜」をテーマに、ご飯に合うおかずや残していきたい日本の伝統的な食などをご紹介いたします。
しっかりと手間をかけてあげることで、身体にも良く、食べ応えもある、子供世代にも食べさせてあげたい、本当に美味しい日本料理を後世に残し続けていくことを目的とした連載です。
器にも注目です!

★チャプター
0:00 筍の土佐煮・筍の見分け方
2:25 筍の下処理・豆知識
8:22 湯がきあがり~切り込み
12:26 炊く工程
14:19 筍の土佐煮・仕上げ
16:30 豆ご飯・豆の皮剥き
17:32 えんどう豆の出汁
18:32 豆を湯がく
20:03 炊飯・質問
22:25 豆ご飯・仕上げ

■筍の土佐煮
筍(皮剥いた物) 400g
出汁 240cc
濃口醤油 30cc
味醂 30cc
削り節 適量
木の芽 適量

・作り方/ポイント
筍(湯がいて皮をむいた物)は根本に近い部分は1cm厚さの輪切りにし、
(太ければ半月や銀杏切りにする)両面に切り込みを入れる。
穂先の方は4~6等分に切り、根本の方に切り込みを入れる。

鍋に出汁と調味料、筍を入れて火にかけ、煮立ったら水で濡らした落とし蓋をして
7~8分煮る。
煮汁がほぼなくなれば蓋を取り、削り節を加え、鍋をゆすって全体にまぶす。
器に盛り、木の芽をのせる。

器:双魚 青磁鉢 龍泉窯 そうぎょせいじ りゅうせんよう 宋時代

■豆ご飯
えんどう豆 450g(さやごとの重量)
米 3カップ
さや出汁 3カップ
酒 15cc
塩 小さじ1

(さや出汁用)
水 2000cc
昆布 5cm角×2枚

・作り方/ポイント
えんどう豆はさやから取り出し、豆とさやに分ける。
さやを軽く洗い、水と昆布を入れて火にかけ、沸いたら弱火にし、
10~15分コトコトと煮出してさや出汁を取り冷ます。
豆はさや出汁で湯がき、豆の重量の約1%の塩を振る。

米は洗ってザルにあげ、濡れ布巾をかけて30分おく。
釜に洗い米とさや出汁、酒、塩を入れ、軽く混ぜて炊く。
炊きあがったら湯がいた豆を入れ、10分程度蒸らす。

■この動画を見て頂いた方へのオススメ動画
★チャンネル内オススメ動画
・鯛のみぞれうどん|菊乃井
 https://youtu.be/q2aquQKzmZA
・若狭グジの酒蒸し|たん熊北店
 https://youtu.be/-NI_bPZiWbI
・冬の野菜の炊き合わせ|一子相伝なかむら
 https://youtu.be/l20-Q9ca7Og

◇菊乃井 本店
https://kikunoi.jp/kikunoiweb/Honten/index
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459
昼 12:00~12:30までのご入店
夜 午後5時~7:30時までのご入店
↓Google Map↓
https://goo.gl/maps/tp47Dmky89qpFo9P8

◇Gourmet Studio FOOVER
 https://foover.jp/
◇料理王国WEBサイト
https://cuisine-kingdom.com/
◇「料理王国年間購読」お申し込みはこちらから(年間/¥5,500)
https://cuisine-kingdom.shop/products/magazine-01
◇料理王国がオススメする食材の通販サイト
https://bit.ly/39mKfRH

★お仕事や取材の依頼などはこちらまでご連絡ください。
 gourmetstudiofooverjapan@gmail.com

 ■Instagram
  https://www.instagram.com/gourmetstudio.foover/
 ■Twitter
  https://twitter.com/FOOVER_Official
 ■Facebook
  https://www.facebook.com/fooverofficial/
 ■Pinterest
  https://www.pinterest.jp/foover0034/

#菊乃井#ミシュラン三ツ星#日本料理

40 Comments

  1. 目から鱗ばかり。
    村田さんも昔は、ここまでの理論は無かったと思います。
    多分、勉強されたんでしょうね。
    学ばなければ。
    参考になります。

  2. 細部まで無駄なく使うために考えてありやることにも理にかなっていて無駄がないです。なぜあくをぬかで抜くのかなどの理由も知らず知らず風習で済ませていたのでとても勉強になりました。

  3. 豆ご飯は昆布入れる派だけど入れなくても美味しそうですね🥹
    私も豆系は鞘付きしか買わない
    出汁取ったあとの鞘の筋とってチマチマ食べながらご飯作るのが最高に幸せw
    はしたないけど🤣自分の家だから気にしないw

  4. それにしても鍋が綺麗なこと・・・相当鍋磨きされていますね。自分も料理人の端くれでしたが、ぬかを水に溶いて湯がく事は知りませんでした。直接入れたぬかは冷めたら鍋にこびりついて大変でした、、、そして村田先生の京都弁を聞くと落ち着きますし、京都に帰りたくなります。

  5. 我が家で姫皮は短冊切りとかにしてわさび醤油で食べてました。親類が竹林持ってたので幼い頃筍採りに行くのが今時分の楽しみでした。帰って来ての下拵えが地獄でしたが美味しかったなぁ。

  6. 豆類の葉緑素がなぜ葉野菜等と比べて色持ちが良いのか、について:ざっくりとした説明になってしまいますが、葉野菜の葉緑体は光合成のために水が通りやすいラジエーターのような構造をしていて、効率が良いかわりに熱等の環境変化にさらされると構造がすぐ壊れてしまいます。豆類は、活性化以前の子葉の葉緑素が丈夫な種皮に包まれていて、比較的水分も少ないので、急激な熱の変化で構造が壊れてしまうという事に耐性があります。

  7. 塩味の乗った豆ご飯、最高じゃないデスか♪
    ガキの頃は給食でとか、婆ちゃんが作ってくれた豆ご飯がまぁ~旨くて大好きだったケド、大人(オッサン)になってからは食べてないなぁ~何でだろう❓💧
    大将のキリッとした佇まい、自分には醸し出せそうにはありませんが、絶対にお孫さんの前ではデレッデレなんだろうなぁ~と、勝手な妄想を膨らませてました(笑)
    あ、ガキの頃は好きではなかった筍、大人になってから何故か好きになりましたが、味覚って変わるものんデスね♪

  8. やっぱりプロの料理人は流石だわ
    米磨ぎ汁で茹でる事は母親から
    教わり知っていたが糠からか

    ひめかわに梅塩漬けを巻きチュウチュウして竹の子の風味を味わう
    婆さんが食えと言ってた

    竹の子刺し身を食ってみたいな
    取り立ての取り立てじゃ無い無理な究極中の究極の竹の子の食べ方

    結局は竹の子栽培農家に出向かないと無理だが
    是非食べたい!

  9. 色々料理動画は見ますが、この人の作った料理を食べてみたいと思ったのは初めてです とても奥深く考えられていて 何でもない食材でも 有り難みが感じれます

  10. 言葉の訛と言葉遣いと声の響きが好きすぎていくらでも聴けます。柔らかい物言いに思いやりを感じます😊凄い人なのに。

  11. いつも勉強になります。
    バイ貝、貝類を柔らかく煮付ける方法が知りたいです。いつもゴムみたいになってしまって…

  12. イタリアンでは、たけのこの抜きに牛乳と聞いてびっくり!
    料理全くの素人がフランス料理のスープを作ろうと頑張ってみた時、卵の白身がきれいにアクをとってくれると感じました。
    植物性だけのアクと動物性由来のアクを含む場合で、アク取りに使う材料に気をつけなければならない材料があるのでしょうか?
    アクは取れるが味に影響するとか、教えていただけたら幸いです!😊😅

  13. 毎年筍の時期にはスーパーで見かけますがめんどくさそうで自分でしたことはありません。でも来年は挑戦してみようと思います。

  14. 筍大好き😋ありがとうございます😊
    個人的に大好物は 味噌汁です🤤
    甘みと香りがクセになります👍

  15. 食材の処理とか選定とか、凄く勉強になります。豆ごはん、大好きです。料理をしながら質疑応答、素朴な質問だけど、
    私ら素人はつい聞いてしまう疑問ですね。この店の豆ごはんと筍の料理一品、食べられたら幸せでしょうね。