ブリの切り落としが安かったからあら汁作って和食作りました【Vlog】

見てたら美味しそうでお腹空いてしまいましたw
笑歩ちゃん、左利きなんですね

『クッキングパパ』を愛読し続けた私は精神世界で主人公の荒岩と対話ができるようになった。今回の動画を視聴したあと私は精神世界に潜り込み荒岩と接触を図った。彼は大口を開けてベンチに腰掛け、私のことを見ていた。私は彼のアゴに注目していた。平常時の荒岩のアゴはほどほどに外れかけている程度であるのだが、目の前にいる荒岩のアゴは完全に外れていた。「なぜアゴが外れているんだ？」私は荒岩にたずねた。荒岩は喋ろうと必死であるがアゴが外れているためうまくいかない。私は禁断の技であるテレパシーを発動して荒岩の思考を読み取った。どうやら私と五感を共有している荒岩も動画を視聴したらしく、ブリのあら汁定食を食べたつもりになって味わったようだ。そうしてあまりの美味しさに思わず絶叫し、勢い余ってアゴが外れてしまったらしい。これが荒岩のアゴが外れた真相である。私は禁断の技である透視を発動して荒岩の脳内を覗いた。荒岩の脳内メーカーは「敗北」という字で埋め尽くされていた。既刊152巻。30年以上にわたって料理漫画の最前線を走り続ける長寿作品の主人公である荒岩。言うなれば料理の帝王である彼をここまで圧倒し、敗北感を与えた料理人。「今年のノーベル料理賞受賞者は彼女に決定的だろう！」と私の全細胞が口を揃えて主張している。それぐらいに人類の料理の可能性を感じさせてくれる9分1秒であった。手際の良さ、シンプルな料理道具、ノーベル料理賞受賞者に選び抜かれた食材、画面越しに伝わる美味しさ。美味しいものを見ると唾液が出てしまうのが人間。私の唾液が不足する日は案外近いかもしれない。