「伝説のすた丼屋」のルーツ!国分寺『元祖スタ丼の店』でン十年前にトリップして今のマイルドすた丼を食う❢

    【元祖スタ丼の店 国分寺店】
    すた丼 730円
    国分寺市 チェーン どんぶり

    この日のランチは国分寺で。
    ん十年前に住んでた街で馴染み深いが、駅ビルも含めガラリと変わってしまい、かつてお世話になった店はほとんどなく、寂しい限り。
    だが数少ない生き残りが『元祖スタ丼の店』。
    当時は『サッポロラーメン』という店名だったが、その時代からすた丼や生姜ライスが名物で、安くて美味しくてボリューミーということもあり、しょっちゅうお世話になっていた。もちろん当時はラーメンやカレー、その他の中華メニューもあった。
    夜には学生たちの飲みの店と化し、そりゃ賑やかだった。
    西国分寺店やここのオーナーだったオヤジさん死後、当時系列店の店長だった人がすた丼に特化した店に方向転換し、チェーン展開。今日に至る。
    いわばここが『元祖すた丼の店』のルーツのひとつなのだ。
    ということでオープン直後の午前11時過ぎ、店に入るとご年配の前客一人。
    二人の若い女性スタッフに迎えられ券売機ですた丼の食券購入。
    二人掛けテーブル席へ。
    店内はかつてのサッポロラーメンの時代そのまま。
    町中華の赤いカウンターにテーブル。そして丸椅子。
    床は無愛想な剥き出しコンクリート。
    思わず懐かしさに浸る。
    お姉さんスタッフが食券の半券を持っていき厨房に伝える。
    昔のスタッフといえば、むさ苦しい兄ちゃんばかりだったが、時代は変わるもの。
    まずは生卵と味噌汁が運ばれてできて、すた丼到着。
    たっぷりのご飯の上に海苔を敷いて、にんにく醤油ダレで炒めた豚バラとネギをのせたどんぶり。丼脇にたくあん2枚。
    白だった器の色が黒になったこと以外、たくあんが薄くなったぐらいで、丼面は変わらず。みそ汁の具が、かつてはもやしだったが、今はワカメに。
    さて早速すた丼をひと口。
    肉は柔らか、ニンニクが香るが昔よりもマイルド。
    秘伝のレシピの醤油ダレは、もちろん白米キラー。
    ネギのシャキッとしたアクセントがいい。
    ご飯をかきこむ。
    そして生卵をたらし、肉に絡めていただく。
    まろやかさが加わり、塩味も調節されいい塩梅に。
    たくあんもポリポリし、昔よりも味噌感がアップしたみそ汁をグビリ。
    後はただ箸でかきこむのみ。
    かつては生姜ライスばかりで、すた丼はあまりチョイスしなかったが、パンチは確かに昔の方があった。
    ただチェーンとしては今の味が正解なのだろう。
    お茶碗3杯分のご飯の量というが、味の濃いスタミナ肉炒めのおかげで一気に完食。国立に昔のすた丼の味を守り続ける孤高の店があるので、久しぶりに行ってみようか。

    【元祖スタ丼の店 国分寺店】
    電話:042-323-5145
    住所:東京都国分寺市南町2-16-14富士野ビル1F
    営業時間:11:00~03:00
    定休日:無休
    ◎食べログ
    https://tabelog.com/tokyo/A1325/A132502/13020238/

    2 Comments

    1. この店もいろいろ波瀾万丈エピソード重ねてきましたねー (´∀`) でも現在も健在すごい!
      自分は昔一度訪ねたきりだったんで、もう昔の佇まいは忘れてしまいましたが (^^ゞ
      心なしか「量産型」よりも丁寧で優しい感じがします ♪
      と思ったら、スタッフ女性の方でしたかーw(^^;