【仙台のお正月】♪♪♪

    【仙台の正月料理】をご紹介します。

    仙台では、新年にあたって、【お正月様】という5柱の御神像をお祀りします。

    【お正月様】は宮城県独特の風習の様です。

    お祀りする御神像は、

    【大國主神(おおくにぬしのかみ=ダイコクさま】、

    【 事代主神(ことしろぬしのかみ=エビスさま)】、

    【五穀の神様(五穀豊穣と産業の神様)】 、

    【大年神(家庭の一年を護り幸運を授けてくれる)】、

    【釜神様(家庭と台所を護り、家庭の結びつきを保ってくれる)】の
    5柱です。

    【釜神様】は台所に、その他の神さまは神棚の横や上にお祀りします。 

    宮城県は古くから米どころだけあって、数々の餅料理が自慢です。 

    農山村は節句毎に、あるいは行事毎に餅がつかれ振舞われました。

    こうした土地柄から、お正月には【あんこ餅】【きな粉餅】【納豆餅】を
    良く食べます。

    お餅は日本人にとって、お祝い事に戴く【ハレ】の食べ物。

    餅をついて歳神様にお供えし、そのお供えをお下がりとして戴くのが
    お正月のお雑煮です。

    お雑煮はその土地で様々、お雑煮を見れば、その土地の産物や食文化が
    伺えます。

    特に【仙台雑煮】は、全国的にも豪華な事で知られるお雑煮です。

    宮城県では【お雑煮】は大きく分けて
    【県北】【南三陸】【仙台】【県南】で夫々違う【お雑煮】が作られます。 

    お雑煮の歴史は古く室町時代。 

    武士の宴会では、必ず一番最初に酒の肴として振舞われていた
    縁起の良い料理です。

    この習わしをもとに、1年の始まり元旦にお雑煮を食べるようになったと言われています。 

    正月の膳で並ぶのは、
    【魚】【煮しめ】【黒豆】【ひたし豆(青ばた豆)】【柿なます】
    【雑煮】です。

    【松島湾の【焼きハゼ】で出汁をとり、大根と人参の【引き菜】、
    岩出山名産の【凍み豆腐】に、乾燥させた里芋の茎【ズイキ】、
    名取の【セリ】、飾りには、【かまぼこ】や【イクラ】も添えられ、
    【海の幸】【山の幸】を贅沢に使った豪華な【仙台雑煮】です。

    山海の幸がふんだんに使われてとても色鮮やか。
    そしてしょうゆのすまし汁に四角い焼き餅。
    これが伝統的なスタイルです。

    焼きハゼの香ばしい出汁、その出汁をタップリ吸ったキメ細やかな
    凍み豆腐、冬大根や人参の根菜が持つ甘みにズイキの独特の歯ごたえ、
    そして寒中の水の中から収穫されたセリの青々しい香り、
    それが椀の中で一つになり、まさに”この上ない味わいと香り”です。

    そして、定番の【あんこ餅】【きな粉餅】【納豆餅】となります。

    年越しは【赤魚(キンメ)】。 

    正月には【ナメタガレイ】です。

    仙台雑煮の華やかさは【伊達】の派手やかさにも通じるようです。

    皆様のご家庭では如何でしょうか?

    (宮城県産業経済部観光課及び河北新報等より引用しました。)

    1 Comment